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株式投資を始めて2年、100万円が130万円になった素人の記録
株を始めたのは2年前の春、コロナが少し落ち着いてきたころだった。貯金はあったが銀行に置いていても金利はほぼゼロ。「このまま持っていても増えない」という焦りが背中を押した。
最初に入金したのは100万円。今日現在の評価額は約130万円。含み益30万円だ。ただ、この数字は一直線に増えたわけではなく、一時は80万円台まで落ちて本当に怖い思いをした経験を含んでいる。2年間の正直な記録を残しておく。
SBI証券を選んだ理由
証券口座はSBI証券を選んだ。理由は単純で、検索して出てきたレビューが一番多く、使い方の解説記事も多かったから。SBI、楽天、マネックスと三択で迷ったが、当時のキャンペーンでSBIの口座開設後に少額の現金がもらえたのも決め手だった。
口座開設から実際に取引できるようになるまで1週間程度かかった。マイナンバーカードと本人確認書類の提出が必要で、オンラインで完結した。開設後はとりあえず100万円を移して、しばらくはスマートフォンアプリで日経平均の動きを眺めていた。
SBIのアプリは最初は見づらく感じたが、2〜3週間で慣れた。国内株・米国株・投資信託が同一アカウントで管理できるのは使い勝手がよかった。
最初に買った銘柄——NTT
最初に買った株は日本電信電話(NTT)だった。当時の株価は4000円台で、100株を40万円台で購入した。なぜNTTかというと、「つぶれにくい大企業」「配当金がもらえる」「通信インフラは景気に関係なく使われる」という素朴な理由からだ。
今思えば、理由としては十分だった。大型株・ディフェンシブ銘柄としてNTTは安定していて、購入後1年で株価は20%ほど上昇した。配当金も年間1株あたり50円程度(当時)入った。100株持っていたので年5000円が口座に入ってきたとき、「何もしていないのにお金が増えた」という感覚が新鮮だった。
これが高配当株投資のおもしろさを知ったきっかけになった。
含み損の恐怖——75万円になったとき
購入してから3ヶ月後、ちょうど市場が荒れた時期に評価額が75万円台まで落ちた。投入した100万円から25万円以上の含み損だ。
最初は「一時的だから待てばいい」と自分に言い聞かせていたが、毎朝アプリを開くたびに下がっていくのを見るのは本当に辛かった。「今売れば25万円の損で済む。このまま持っていたらもっと下がるかもしれない」という考えが頭をぐるぐるし始めた。
結局、売らずに保持し続けた。決断の根拠は「NTTは事業がなくなるわけではない」という一点だった。業績が悪化しているわけでなく、マクロ経済の影響で株価が下がっているだけだと判断した。
その後、半年かけて株価は回復した。この経験で「自分がどのくらいの含み損に耐えられるか」を把握できた。自分の場合は20〜25%の下落までは冷静でいられるが、それ以上になると判断が鈍る。これを知れたのは100万円という「失っても致命傷ではない」金額で始めたからよかったと思っている。
高配当株への移行——安定感の重要性
含み損を経験してから、投資スタンスが変わった。値上がり益よりも「配当金で安定的に受け取る」方向にシフトした。いわゆる高配当株投資への転換だ。
調べた結果、利回り3.5%以上を基準に、業績が安定している企業に絞って少しずつ銘柄を追加した。購入した主な銘柄は、通信・インフラ系(NTT継続保持)、大手銀行株(三菱UFJフィナンシャル・グループ)、商社株(伊藤忠商事)だ。
配当金は昨年1年間で合計2万2000円ほど受け取った。株価の上下に関係なく、保持しているだけで年2万円が口座に入るのは精神的に安定する。利回りだけで言えば銀行預金よりはるかに高く、これが高配当株投資の醍醐味だと実感した。
130万円になるまでの2年間まとめ
最初の1年は試行錯誤で、一時的に75万円まで下がった。2年目に入ってから相場が回復し、高配当株中心のポートフォリオが機能して130万円まで回復・成長した。
この2年間で学んだことをまとめると、まず「全額を一度に投入しない」ことの重要性だ。最初に100万円を一括投入したが、下落時に追加購入できる余裕があれば平均取得単価を下げられた。今は毎月一定額ずつ積み立てる方法(ドルコスト平均法)も取り入れている。
次に「業績を見て買う」という当たり前の基本を守ることだ。「有名だから」「話題になっているから」で買った銘柄はほぼ全部成績が悪かった。逆に業績と配当の安定性を確認して選んだ銘柄はほぼ全部プラスになっている。
これから始める人へ
株式投資は「絶対儲かる」ものではなく、リスクを取って資産を運用するものだ。元本保証はない。それを十分理解した上でなら、長期投資は銀行預金よりもずっと有効な選択肢になる。
最初の金額は「無くなっても生活に支障がない額」から始めることを強くすすめる。投資を始める前に生活費6ヶ月分の貯金を別に確保しておくこと——この順番は絶対に守ってほしい。
2年後に100万円が130万円になった。もちろん運もあった。でも「売らずに持ち続ける」という判断が一番大事で、それだけは自分でコントロールできた部分だ。
※本記事は筆者の個人的な見解であり、投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。金融商品の価値は変動し、元本割れの可能性があります。
